2026-07-10
IPAが「生成AI・AIエージェントを安全に活用するための手引書」を公開|企業のAI研修で重要になるガバナンス・セキュリティ
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は2026年7月、企業等が生成AIやAIエージェントを安全に利用するための手引書を公開しました。生成AIを単に「使えるようにする研修」だけでなく、企業内ルール、ガバナンス、セキュリティまで含めた教育を検討する際の重要な一次資料です。
発表概要
IPAの手引書では、全社AIガバナンス、AIガバナンス体制、社内ガイドライン、シャドーAIへの対応、AI活用状況の継続的把握、AIセキュリティ教育などが扱われています。さらに、AIシステムの企画・調達・設計・運用から、情報漏えい、権限外操作、内部データ改ざん、サービス停止、低品質な出力の利用・誤用などのリスクまで幅広く整理されています。
対象となる企業・事業者
生成AIを社内導入している企業、ChatGPT等の業務利用ルールを整備したい企業、AI研修会社、情報セキュリティ研修会社、DX研修会社などです。
企業が今やるべきこと
生成AI研修を「プロンプトの使い方」だけで終わらせず、入力してはいけない情報、出力結果の確認、社内ルール、権限・データ管理、AI利用に伴う責任などを研修体系へ組み込むことを検討してください。IPAの資料は、そうした研修設計を検討する際の一次情報として活用できます。
グロースアシストからのコメント
今回のIPA資料と、厚生労働省が8月3日に示した人材開発支援助成金の変更は、別の制度・資料です。IPAの手引書に沿った研修だから自動的に助成対象になるわけではありません。
特に事業展開等リスキリング支援コースでは、厚生労働省が汎用的な生成AIプロンプト研修を対象外の例としているため、助成金利用を検討する場合は、ガバナンス等を含めつつも「対象者の具体的な職務で必要となる知識・技能」との関係を整理することが重要です。
研修事業者様へ
AI研修・生成AI研修を提供しており、助成金活用を含む法人向け販売スキームを検討している事業者様からの提携相談を受け付けています。助成要件を踏まえた研修商品の整理についてもご相談ください。
出典
発表機関:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
資料名:生成AIおよびAIエージェントを安全に活用するための手引書
公開:2026年7月
URL:https://www.ipa.go.jp/jinzai/ics/core_human_resource/final_project/2026/rcu1hd0000018kkn-att/rcu1hd0000019kwj.pdf